世の中の右と左そしてうしろ 暗がりで笑う人をみたときや 銀行のATMで現金を取り忘れたときに なんとなく読むブログ
カテゴリー:その他
やはり続けようかと…。
コメント機能は完全に破壊されましたが(というより自分でいろいろいじって壊した)、本文のアップだけはまだできるようですね。
個人でやってるこんな小さなブログなのに、スパムの数は異常という。。
ちゃんと書きます。
音楽レビューばかり書いてるのにも飽きたんで、しばらくは別のコラムでも書いてみます。
例えば、毎朝見かける老人がいつもはジャージなのに今日はスーツだったとか、そういう日常のちょっとしたことを書く場所にしようかな、なんてね。
でも、僕の言うことは嘘かもしれないから気をつけて。
駅のホームに着いた。ゴミ箱の『その他のゴミ』の中に堕胎児がギチギチになって詰め込まれているのを承知の上で、宇多田は使い終えた乾電池を口からぺっと吐き出す。
中央線快速に引きずられる看護婦の死体には、これといって便利な生活の知恵を生み出すためのきっかけは見当たらない。手さぐりな日常が一日でもあるとするなら、人生は悪意の海に溺れていくことに等しい。
労働の側面には金銭への欲望がピーナッツバターのように張り付いてやがるんだ…。
宇多田はポケットから見たことも無いような古びたコインを取り出すと、痴漢防止ポスターの下に転がっている浮浪者に投げつけた。
それで処理できる問題など皆無だったのである。
辛辣な批評、何も考えていないクセにやたらと自分の音楽を絶賛するガキども。
憎い気持ちはある。だが、宇多田は全てを呪おうとはしない。転覆させるには、きっかけと地盤が必要だからである。
ある日、宇多田はインタビュアーをゴミでも見るかのような目つきで、適当に相槌を打っていた。インタビュアーの質問、「あなたはスネアの音にボーカルが被らないように歌っていますが、アレは意図的にやっているのですか?」 宇多田は紫煙を吐きつつ、その馬鹿馬鹿しい質問に答える。「全ての行動は意図的であると言えます。もし偶発的な要因での行動であったとしても、私の意識化での出来事ですから、それは意図的であったと言えるのです」
相手は大きな欠伸をした。
宇多田は殺意の赴くままに、そのインタビュアーの大きく開かれた口へ手を突っ込む。
右手、そして左手。両手がインタビュアーに飲み込まれると、その口の中から闇が広がっていく。
部屋が漆黒に塗り込められ、怨念と情念と、そして常識の皮を被った俗悪が宇多田の全ての毛穴から侵入してくるのが分かった。
引き裂かれて顎から上がぶらぶらと皮一枚で繋がっているインタビュアーに、宇多田は深く一礼すると、すぐさま次の取材へと向かった。ミュージシャンである、という認識が崩れ去らない限り、宇多田は歌うことをやめないつもりなのだろう。
自動的(オートマ)とはそういうことだ。
よくみると全然似てないのに、雰囲気やちょっとした色合いが記憶の中で交錯し、どっちがどっちだったかわからなくなるジャケットが存在する。
そんな混同ジャケシリーズとしては、やはりこの「はっぴいえんど」と「Jガイルズ・バンド」が僕の中でよく間違えるジャケの代表格だ。
よく見比べるとまったく違うのに、ニュアンスが似通っているというだけでどっちがどっちだか分からなくなる。タイトル文字を隠されたら、かなりの確率で間違えるだろう。まぁ、僕だけかもしれないけど。
一度はっぴいえんどのこのアルバムを聴こうとしたら思いっきりJガイルズで、しかもしばらく気づかなかったなんていう事故も発生。人間の記憶というのはかなりいい加減なんだなぁ、と改めて実感した瞬間でした。以上。