世の中の右と左そしてうしろ 暗がりで笑う人をみたときや 銀行のATMで現金を取り忘れたときに なんとなく読むブログ
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ルイ・フィリップの一枚目は、あまりにも美しいアコースティックな直感で紡がれている。
後の鋭くなっていくポップセンスもいいが、この時点での限りなく静かで、色彩を封じ込めるような音の発せられ方にやはり惹かれてしまう。
とびきり優雅でありながらも、かつての60年代のポップミュージックから得られたエッセンスはきちんと消化していることがよくわかるこのアルバムは、革命的な衝撃というよりは、アイディアの素晴らしさを感じられる好盤といった趣である。
今の季節、部屋でゆっくり紅茶でも飲みながら聴くには、これほど最適なアルバムもない。
最近になって紙ジャケ再発されたCDには、ボーナスで大人気曲「YOU MARY YOU」が入っているが、個人的にはボーナスは無くても好きな一枚である。
YOU MARY YOUは名曲だけど、あれだけがルイ・フィリップというわけではないので、できればフルで聴いてほしいミュージシャンである。
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King Of Luxembourg同様、これも再発なんですね。新譜も欲しいのにちょっとこのあたりの再発は嬉しい悲鳴です(笑。
今年はネオアコ再発、激しいかもですね。すごく期待しています!
投稿者 zuma : 2007年01月16日 19:22
再発、たくさんあって追いつかないですよね~。
新譜も欲しいのですが、どうしても知っている音源を買ってしまったりします(笑)
投稿者 森本 : 2007年01月16日 20:06