世の中の右と左そしてうしろ 暗がりで笑う人をみたときや 銀行のATMで現金を取り忘れたときに なんとなく読むブログ
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言葉がいらない状況とは、ここにあるような饒舌な静謐さのことを指すのだと思う。
無意識的な知覚を刺激していく工程の中で、必要となるであろう要素の断片が静かにゆっくりと浸透してくるような、一種の自己啓発空間を演出することもできる音だ。
Andrew Chalkの「East of the Sun」は、三種類あり、一つはオリジナルカセット、もう一つはそのカセットの完全復刻として最近リリースされたCD、そしてこの画像の少し特殊なカタチでリリースされたCDである。
三種の中で、僕はこのアルバムに最も強い思い入れがある。
まず、ジャケットに惹かれた。この森と空のコントラストの美しさ。思わず手にとって購入したのが7年ほど前のこと。そして、再生した時に聞こえてきたあの期待を遥かに上回る信じられないぐらい繊細でダイナミックな音。
Andrew Chalkを音響・ドローン系のアーティストの一人だなんて僕は思わない。ここにある呼吸のような感触のダイナミズムと、光と闇を交互に編みこんでいくようにスケッチされた風景こそが、彼の世界の本質なんだと思っている。
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このジャケはじめてみました。見開きの奴とは大分デザイン違いますね。
50分あるそうですね。早く聴きたい。メディテーションで買えるかなぁ。。
投稿者 れ : 2006年12月02日 15:02
最近出たやつはちょっと高いですが、内容はグレイトです!!
投稿者 森本 : 2006年12月02日 16:21
やっばいです!!他の作品はどうでした?
投稿者 れ : 2006年12月05日 19:49
他の作品も素晴らしいですよ!!
Andrew Chalkはもっと評価されてもいいと思うんですが、まだまだ認知度低いですね。。。
投稿者 森本 : 2006年12月06日 22:58