vashti bunyan

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 美しい風景の、ダイジェスト版ではなく、そのものの一部分を提供。
 目を閉じて一人で聴きたい音楽である。
 あまりに繊細で、自然体を誇示することなく、本物のナチュラルな感覚を出していることが特筆すべきポイントであるが、そのあまりの繊細さがゆえに埋もれてしまった一枚。
 オリジナル盤は何十万もするが、いつか、死ぬまでにはオリジナル盤で聴きたいと思っている。この音楽が私は本当に好きだし、いろんな意味で何度も救われたからだ。
 はっきりいうと、この場で紹介するのも躊躇したぐらい、このアルバムがお気に入りなのである。
 この美しい音が、うたが、忘れられるようなことがあるならば、私は音楽なんて聴きたくない。
 民族音楽だのトラッドフォークだのとジャンル分けして済ませてしまうようなことも私はしたくない。
 ヴァシュティの声を聴くと、もうすべての感情が入り交ざったような、複雑な気分になる。
 ノイズでなくとも、そういう表現は可能なのだということを、私はヴァシュティから学んだ。

投稿者:asidru 2006年05月17日 20:17

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コメント: vashti bunyan

お久しぶりです。CDなら再発されているので入手できますよ。
私は去年出た「Lookaftering」を持っています。あまりじっくり聴いていなかったので、是非聴きなおします!

投稿者 zuma : 2006年05月18日 22:43

お久しぶりです!
いや~、CDは持ってるんですが、やはりオリジナルで聴いてみたいレコードなのです。。
「Lookaftering」は未聴なのですが、やはり良いですか?
今度買ってみます!

投稿者 森本 : 2006年05月19日 14:05

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