世の中の右と左そしてうしろ 暗がりで笑う人をみたときや 銀行のATMで現金を取り忘れたときに なんとなく読むブログ
« Kevin Ayers 「RainbowTakeaway」 | メイン | SpireaX 「FirebladeSkies」 »
亡霊が重なって見えるのは、反復の作用が視覚に訴えているからであり、亡霊そのものが多重構造なわけではない。そのため、ここにある音がもともとこのようなリズム感覚なのかといえばそうではなく、やはり聴き手の方でダブ感覚を増幅しているのだろうと思う。
ここでタックヘッドの経歴や音楽性を語っても仕方がないので、気になった人はまず本作を聴くことをおすすめする。ヒップホップの原点だとか、新時代のダブと言われていた時代はもう過ぎ去っているが、単純にこの気持ちいい世界を覗いてみることは間違いではないと思う。
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.asiandrug.jp/mt-tb.cgi/740