あざらし

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 日本特有のデカダンス(任侠、寺山、ザ・スターリン)などの世界を極端に凝縮して、パンクサウンドで拡大してみせたのがあざらしである。
 ここ最近のバンドの中ではその潔い姿勢が目だち、かなり気に入っている。
 ボーカルのメグ子嬢はJ.A.シーザーやナゴム関連などもバッチリ聴き込んでいるそうで、今後の活躍が楽しみな逸材だ。
 初期の頃はスターリンのカバーをやったりして直球のハードパンクだったのだが、最近リリースされたカセットに収められた『夜の底』なんかを聴くとその幅の広さとテクニックの向上に驚かざるをえない。ついにあざらしもここまできたか~、などと嬉しくなってしまう。
 活動を再開したので、そろそろフルアルバムも出して欲しいのだが、メグ子嬢もライヴなどで忙しいらしいので、レコーディングはじっくり腰をすえて頑張ってもらいたいものである。

投稿者:asidru 2006年03月01日 19:17

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