BRILLIANT CORNERS

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 私が愛してやまない一枚。
 あれだけ騒がれたネオアコも、もはや過去のムーブメントのような扱いをされてしまっている感じを受ける。いま再びこういった盤を聴きなおしてみて分かるのは、ひたすらポップで聴きやすい音楽であるということ以外には何も無いのだが、その究極的にポップであり続けるということはなかなか難しいことなのであり、このブリリアントコーナーズは当時のネオアコ勢の中でも、かなり良質なクオリティの高い楽曲で話題になったバンドである。
 現在、こういったバンドが、例えば米国のニルヴァーナのように間違った伝説化(商品としての曲解されたイメージ)をされていないことは救いであるが、逆に知名度が低くなりつつあるのはもったいない。
 こんなに良いものなんだから、後世に語り継いでいってもいいのではないか? と思うのだが、すでにこの名作アルバムにもプレミアがつき、CD再発も行われている様子はない(カナダかどこかだけでは売ってるらしい)。
 良いレコードを忘れてしまうというのは本当にもったいないことであるし、それは過去に固執することとはまったく別のことだと思う。良いものはいつまでも良いものとして受け継がれていくべきだと、こういったレコードを聴く度に主張してしまいたくなるのは、やはり音楽の魔力なんだろうか?

投稿者:asidru 2006年02月16日 15:39

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