世の中の右と左そしてうしろ 暗がりで笑う人をみたときや 銀行のATMで現金を取り忘れたときに なんとなく読むブログ
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ついに村八分のボックスが発売され、その充実した内容に感動したわけなんですが、よく考えたら山口冨士夫のソロに関しては書いていなかったので改めてここで紹介。
まずはプライベートカセット。これがおそらく冨士夫音源の中で最も素晴らしく、サイケデリックな質感も伴った異色ともいえる一枚だと思う。再発されて本当によかった。
特にラストの『STONE』はラリーズを経由した冨士夫が独自のサイケデリックを打ち出した決定的な一曲であると思うし、他の弾き語りもすべて純粋な歪み方をしている。
村八分でのストーンズ風の楽曲が好きという人にも、ここにある純粋なロックを聴いてもらいたい。ジャケットもクスリの香りがぷんぷんする風景であるが、ここにある音との相性は最高だ。日本のロックを代表する一枚として、村八分以外の冨士夫作品を一枚選べと言われたら私は絶対にこれを挙げる。
二曲目の『Just Friend of Mind』の「サングラスかけたまま泣いてた」とか、聴いてるこっちが泣きそうになるフレーズも最高にクール。『捨てきれっこないさ』とか、本当にしみじみとするいい歌が詰まっている。
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私はこの作品はカセット派です。
CDは音が違うのかな。
フジオって、ロックのスタンダードな部分をものすごくうまく演奏するけど、サイケデリックでより深い部分も持っていますよね。
作品でそういうのはあまりないので、この作品とアトモスフィア名義のものは貴重だと思います。
投稿者 吉澤 : 2005年12月07日 06:14
冨士夫のギターってロックのいい部分をバッチリ押さえてる感じですごく好きなんですが、ここでのサイケデリックな味はまた別の魅力がありますよね。
アトモスフィアもまたいつもと違った感じで良いと思います。
投稿者 森本 : 2005年12月07日 06:49
おさらば
って曲がすきです
投稿者 Y : 2005年12月10日 00:22
やっとーここともー…ってやつですね。
冨士夫ちゃんカッコイイです。
投稿者 森本 : 2005年12月10日 12:57