世の中の右と左そしてうしろ 暗がりで笑う人をみたときや 銀行のATMで現金を取り忘れたときに なんとなく読むブログ
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というわけでブリティッシュのゾンビーズ。
ソフト・サイケの大名盤ですが、「好きさ好きさ好きさ」が入っていないのでこちらのアルバムを最初に買う人というのは少ないですね。みんなベスト盤や編集盤を買おうとしますが、そんなことせずにまずこれを聴いてほしいです。
とにかくアルバム一枚通して素晴らしくポップだが、当時のイギリスでのゾンビーズの扱いは酷く、あまりパッとしないまま解散してしまったのである。当時はどちらかというと、どっぷりクスリに漬けたようなドロドロのへヴィサイケが登場してきた時代であり、このようなポップなソフトロックは飽きられてしまっていたらしい。
だが、ゾンビーズの影響を受けたバンドも多い筈で、このスタイルの無名ソフトサイケバンドはしばらく増殖していく。やはり捨てがたい魅力があったのだろう。
現在ではリマスターされ、ステレオ、モノラル、そしてボーナスまで入った紙ジャケのCDが再発されており、容易に入手可能である。
未体験ならばぜひ、このフラワーサイケに浸ってみてください。
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ゾンビーズってとてもポップなんですけど、バンドの名前を聞いて、聴かないヒトが多そうですねー。ちょっと勿体無いですよね。
投稿者 zuma : 2005年11月09日 23:38
生ける屍たちですからね~(笑)。
もったいないです。
ホラーバンドとかじゃないので、勘違いしてる人は騙されたと思って聴いてみて欲しいです。
投稿者 森本 : 2005年11月10日 00:15
この作品はプラジャケの「コンプリート・シリーズ」のVol.2として買いました。確か、ヤングラスカルズもサイケ・ブームの中、アナログ2枚組でコンセプト・アルバムを作りましたよね(タイトルは忘れました…)。時代はそういう気分だったのか。再初物はできれば、ミュージシャンをトータルに(今じゃ触れてほしくない部分も含めて)紹介する形でリリースしてほしいです。
投稿者 吉澤 : 2005年11月10日 04:03
ラスカルズのは「FREEDOM SUITE」(あれ、違ったかも)というアルバムでしたよね。なんとなく覚えてます。たしかインスト曲がジャズっぽい感じで好きでした。
ミュージシャンの丸ごと再発は聴き手にとってはベストですね。ボックスセットでもいいですけど、なるべくバラで出してもらえた方がうれしかったりします。
投稿者 森本 : 2005年11月10日 04:56