ゾンビーズ

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 海外のあのバンドではなく、日本の80年代初頭に活動していた人達。
 とにかく素晴らしいので勢いあまって紹介してしまったが、果たしてこれを知っている人がどれほどいるのだろうか?
 まずA面の「ファイナル・ソング」における工藤冬里のピアノが美しすぎる。工藤氏のピアノはあまり聴ける音源が少ないのだが、ジャズを基調とした素晴らしいものであることだけは言っておきたい。
 ヴォーカルはややポジパン風味というか、当時のあの系統のオルタナティブ・デカダン歌唱なのだが、ドラム・ベースはしっかりしたリズムをキープし、ギターも適度な暴れ具合で聴きやすい。ここまでのクオリティで他の作品が残っていないことが悔やまれる。
 ひょっとしてこれ以外にも彼らの音源ってあるんでしょうか? 知っている方がいたらコメントお待ちしております。

投稿者:asidru 2005年11月07日 07:34

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コメント: ゾンビーズ

海外の方は知っているんですけど。。残念です(笑)。
私もいろいろ記事書きましたけど、知らない人はまだいません。いつも、森本さんに拾ってもらっています。ありがとうございます!

投稿者 zuma : 2005年11月07日 21:08

はじめまして。以前からちょくちょく覗かせていただいていたものです。

ゾンビーズは名前のみ知ってるだけですが、手元にある工藤冬里ディスコグラフィにのってるゾンビーズ名義の作品は、「ファイナル・ソング」のみなので、おそらく他の音源はないと思われます。
この頃はまだシェシズ、A-MUSICをやる前でしょうかね。
まだ手に入るものなんでしょうか?

投稿者 ちょこぱい : 2005年11月07日 21:08

>zumaさん
海外のゾンビーズもそろそろ紹介しますね!
いつもお世話になってます(笑)。

>ちょこぱいさん
はじめまして!
工藤冬里ファンとして、このピアノはたまりません。
まだたまに見かけますが、ちょっと高いです。
ライヴもやっていたのでしょうか? なにしろ情報がまるで無いバンドなので気になります。

投稿者 森本 : 2005年11月07日 22:44

ゾンビーズについては83年に新宿ジャムで1回だけライブを見たことがあります。対バンはラビッツ、リビドー。タイトルは「死人GIG」。どんな雰囲気か想像つくでしょう(笑)。キャリアの浅いゾンビーズはトップで出演。既にこのシングルは発売されていましたが、想像とは裏腹にマッチョな回しタップリのドラムが意外にロックでした。

このシングルそしてゾンビーズには二つの謎があります。一つは工藤冬里がなぜ参加したのか?ということ。ゾンビーズおよびメンバーとは後にも先にもこの1枚しか接点はありません。霜田誠二や国立人脈の絡みか、たまたま隣のスタジオにいたので頼んだのか…。

もう一つはベーシストがその後ゾルゲを結成したこと。まったく180度の方向転換であり、このシングルのクレジットには既にゾルゲのボーカリスト・ハルヒコの名が見られます。この辺のいきさつも一切不明です。「パンク天国4」において、アルファベット順にレビューが載っていることから、たまたまゾルゲとゾンビーズの作品が並んで別ライターによって紹介されていますが、両者ともこの点は触れておらず、まったく関連性のない扱いになっています。YOUとCHARMYのようなものだったのでしょうか。

ゾンビーズの活動時期には83年頃ですので、工藤冬里がシェシズ、アームジークへ参加している時期に当たるというのは、十分可能性があると思います。

投稿者 吉澤 : 2005年11月08日 01:36

死人GIG…、なんかどんなライヴだったかわかるような気がしました(笑)。
工藤さんは何で参加してるんでしょうね。音楽性ではまったく違うタイプなんですけどね。
まだまだ謎の多いバンドですが、ベースの人がゾルゲというのは知りませんでした。たしかに微かながらも共通点はあるかもしれません。

余談ですが、これとは別にチクロンBゾンビーズというバンドがあったなぁ、とちょっと思い出しました(笑)。

投稿者 森本 : 2005年11月08日 11:33

ゾンビーズのギターをやっていた山脇です。
このレコードでは砂原という名前を使っていますが。
はるか昔のことなのでこの当時のことはあまり覚えていません。
当時高円寺にはパラレルハウスという貸レコード屋と古着屋があって、そこで働いていた関係で、霜田さんとは知り合いました。冬里さんとは、確か、園田佐登志さん経由ピナコテカ佐藤さん経由で紹介してもらって参加したのだと思います。
パラレルハウスには様々な人が出入りしてたので定かではありませんが。

投稿者 key : 2007年05月14日 13:29

>keyさん
はじめまして!
ギターの方ですか!!
貴重なお話ありがとうございます!!
山脇さんのその後の活動はどのような形だったのでしょうか?
差し支えなければお教えください。
このレコード、大好きです。

投稿者 森本 : 2007年05月14日 19:20

藤本さん、はじめまして。
ゾンビーズ解散後は数年のブランクを経て、様々なバンドで活動していました。売れませんでしたけど。
灰野関連の臼井さん、本山さんとかとバンド組んだり、城戸君ていうドラムの人とやっててヨーカイがベースでセッションやってたり、「いいえ」っていうバンドっていうかパフォーマンス集団に参加してたりしてました。
ここ十年は、ヤマワキィズ、スエーデンズ、ホワイツ、そして今ハッピーターンってのをやってます。知らないでしょ。
Money is GODとかとタイバンやることが多いです。

投稿者 key : 2007年05月15日 11:42

あ! 間違えました。
藤本さんではなく森本さんでしたね。
失礼しました。

投稿者 key : 2007年05月15日 11:43

>keyさん
「いいえ」は名前だけ聞いたことあります!!
物凄く興味深いです!!
ハッピーターン、一度観てみたいです。

投稿者 森本 : 2007年05月15日 19:47

Yahoo!とかでこのレコード結構高く売ってるんですね。
やっぱ冬里のおかげか。
ハッピーターンは、一度音を確立したのですが、飽きちゃって(飽きっぽいのです)、新しい音の模索中なのです。7月中ごろに新宿でライブを予定しているのですが、なんせ模索中なのでまとまりがなくしょぼしょぼかもしれません。2年前に作った一発取りの音源はあるので、それでよかったら郵送しますよ。

投稿者 key : 2007年05月16日 14:21

>keyさん
けっこうな値がついていますよね。

郵送! ありがたいです。
ではメール送らせていただきますね!
どんな音なのか気になります。

投稿者 森本 : 2007年05月17日 14:05

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