世の中の右と左そしてうしろ 暗がりで笑う人をみたときや 銀行のATMで現金を取り忘れたときに なんとなく読むブログ
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自由の怪物である。が、しかし道徳を敵にまわしているわけでもない。そこにはきわめて魔術的なプロセスが横たわっており、ときおり美しい色彩を放つのである。そして我々はその美しさに引き寄せられ、前作「Fire And Water」と比べると幾分か地味な雰囲気であるこちらのアルバムを知らず知らずのうちに聴き込んでいるのだ。
それを簡単に洗脳だなんだと騒ぎ立てているようなら、このアルバムを聴く意味は無い。科学的な洗脳であるならば、フリーの持つ魔術的な要素は介入する隙がないからである。
自由であることが有害だなどと思っているなら、このアルバムの美しさに溺れるべきだろう。今まで培ってきた「世界」が無残に崩れ落ちてもいいという覚悟があるならの話だが…。
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