凝解、その後 書き手・森本
世の中の右と左そしてうしろ 暗がりで笑う人をみたときや 銀行のATMで現金を取り忘れたときに なんとなく読むブログ
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2005年08月25日
GISM 「Detestation」
朽ち果てたメタルやパンクなど必要ない。
ここにあるのはまったく新しいモノ。ランディ内田はやはり天才ギタリストだった。
というのもここ数日の間、本作収録の「ナイトメア」をコピーしまくっているからであって、実際に弾いてみて初めてわかるランディ内田の「凄み」みたいなものを痛感したからである。
まず、リフの間に挿入される奇怪なハーモニクス。これがまた難しい。通常の音楽ではあり得ない筈の構造がいきなり最初のリフで飛び出すのだからその時点でかなりの驚きだが、ソロに突入すると更に複雑怪奇な動きを行わなければならず、ランディ内田はこんなのをよく弾いていたなぁ、などと間抜けな顔で感心しっぱなしだ。
ソロに入ってからはまず速弾きのピッキングでごまかし、ランディ内田氏特有の小指多用スケールをかました後、謎のトリルを挟んで、鬼のようなチョーキングにまたトリル。キメはいつもハーモ二クスかアームでびよびよやればなんとかなるのだが、通しでソロを弾くのは至難の技である。
で、うまくソロをキメたとしても、その後にまたあのリフのハーモニクスが待ち構えている。ここで多くのギター・キッズが命を落とした筈である。実際聴いてみても分かるとおり、ランディ内田氏自身も、ソロ後のハーモニクスは少々暴れ気味でヤケクソ感が伝わってくる。これは中途半端な意気込みじゃ弾けない曲だ。
で、聴けば聴くほど、ランディ内田氏のプレイはランディ・ローズのプレイを曲解してアレンジしたものであるというのが良く理解できた。ランディ・ローズのトリルやハーモニクスを、ランディ内田氏は独自のアレンジ（リフの間にハーモニクスなどの変則使用）として消化しているのであり、そこに横山サケビ氏のボーカル（咆哮？）が絡むのだから『早過ぎたメロディック・デス・メタル』といわれても不思議ではない。
実際、ここまで面白いギターを弾くハードコアのミュージシャンを私は他に知らないし、彼のギターを「メタル」の一言で片付けてしまうようなことはしたくない。
全国のギター・キッズ（この呼称も80年代メタルっぽくてなんか抵抗あります）は、今こそフライングＶを買ってランディ内田先生のプレイをコピーしてみよう！ きっとその奇怪なプレイに脱帽するだろうから。
まぁ、それで二度とギターを弾かなくなってもいいし、ギズムのコピーバンドを始めたっていい。ランディ内田という素晴らしいギタリストがいたことを、今後絶対に忘れてはいけないということだけ伝えておきたかった。
ランディ内田氏が亡くなり、もうだいぶ経つが、彼のギターに憬れたハードコア少年たちはまだたくさんいるし、私もその一人である。
ギズムの曲はメタルもパンクも関係なく、ただ純粋に「カッコイイ曲」だった。だから私は初めてギズムを聴いた時の新鮮な気持ちを大切にしたい。ジャンルもクソも関係なく、ひたすら強度のある音楽を私は好きでいたいのである。
ちなみに、ジャケをスキャンしたら反射しまくって黒っぽくなってしまいました。皆さんどうやってこのジャケを取り込んでいるんでしょう？ 謎です。
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お盆中のＤｒ．森本さんの上達振りは神掛かるものがあり、ランディ内田氏が憑依したのだと思われ。今度はライブバージョンを完コピですね。（笑 しかもそれが終わったら、Ｒ．Ｕ．Ｇ．で。（爆
投稿者 ＭＥＴＡＬ－ＣＡＴ！ : 2005年08月26日 04:02
おかげ様でトリルとハーモニクスだけは上手くなりました。
お盆は楽しかったですね。誰もいない社内での秘密の課外授業(ランディ内田師匠のソロ練習及びローズ＆内田両ランディ聴き比べ大会は一生の思い出です！
一夏の経験ありがとうございました～！
投稿者 森本 : 2005年08月26日 04:12
またトラックバックできませんでした。
投稿者 れ : 2006年01月08日 13:46
ありゃ、トラバがおかしくなってる…。
投稿者 森本 : 2006年01月08日 20:01
GISMの珍しい映像見つけたのですが、モホークスとかトラッシュとかもいるらしいのですが、、、、顔がわからなくて、どのひとがモホークスなのか、、、
ぜひ観て頂いて、教えていただきたいのですが、、、、よろしく御願いします!
http://plaza.rakuten.co.jp/gogopunkrock/diary/200611190001/
投稿者 RISA : 2006年11月20日 22:48
ああ、寿町のですね!
これは入り乱れてますからね～。。
今度解説してみようかしらんw
投稿者 森本 : 2006年11月20日 23:19
ぜひぜひ御願いします!!!
投稿者 RISA : 2006年11月20日 23:52
PART2がモホークスです。この時はCITYINDIANのSINさんではなく、後のBAWS、LASTBOMB（初期）のVOVALです。
投稿者 MOB : 2006年11月23日 08:24
MOBさん、ありがとうございますm(__)m
なるほど、そういうことだったのですね(o^∀^o)
森本さんのブログでのレビューも、楽しみにしています(^O^)
投稿者 RISA : 2006年11月23日 15:40
>MOBさん
おお、ありがとうございます!
>RISAさん
了解で～す。
投稿者 森本 : 2006年11月23日 18:41
私も解説希望いたします。
モホークスのVoはローニー氏ですよね？
ではギタリストは・・その後ラフィンに入るマンゴ氏なのでしょうか？
ラフィンノーズでVoしてるのはいったいどなたなのでしょうか？83年のこの次期はまだ三人編成だったのかな？
私10月頃アヒルで見た時は小山氏がVoしてはり四人編成でした。対バンは奇形児とラビッツでした。
投稿者 SHINZI : 2006年11月24日 15:46
うーん、私も見直してみたんですが、、これ誰? っていうwww
画質が悪いのもありますが、基本的に判別できない状態っすね。。
モホークスのVOはローニーさんですね。シンさんらしき人もちらっと映ってましたけど、違うのか。。。
そうなんです。この映像を観た人が全員思うのが「ラフィンのボーカル誰??」っていう疑問です。イレギュラーな面子過ぎてやはり謎が多いです。
ポンさんとかワンタンさんは判別できたんですけどね。。。
すいません、全然解説になってない(涙)
投稿者 森本 : 2006年11月24日 17:10
寿町のGIGでG.I.S.M.が演奏中にラフィインのVoのチャミーが調子に乗りすぎて肉体労働者を怒らせて髪の毛をつかまれながらステージ前でボコらそうになった時にステージの上からSAKEVIがオヤジに蹴りをバンバン入れてたんだよな～＾＾
VIOLENCEと言えば法政大学のGIGの時はGISMが演奏中に静岡から来てた奴がSAKEVIを怒らせてみんなにボコボコにされてたな～！元気かな～静岡から来てたシズオ君は.....
P.S G.I.S.M.をリアルタイムで聞いてた事に良かったと本当に思うよね。
ANARCHY & VIOLENCE
投稿者 東アジア反日武装戦線 : 2007年01月07日 17:49
>東アジア反日武装戦線さん
おお！ 寿町のGIG行かれたのですね！！
SAKEVI氏がいるとＧＩＳＭのライヴでなくても客席に緊張感が漂いますよね～。
ガーゼか何かを観に行ったとき彼が客席にいて、怖いのでなるべく離れていました（笑）。
投稿者 森本 : 2007年01月08日 16:17
cathedralのリードリアンがＮapalm Ｄeathに
いた頃、横山ＳＡＫＥＶＩに影響を受けて
デスヴォイスを始めたと雑誌で読んだのですが、
横山さんのヴォーカルが海外に飛び火したのは
偉大すぎるとびびってしまいました。
デスヴォイスの元祖が日本人だったとは
驚きで気絶しそうです！
投稿者 lee dorrian : 2007年06月23日 06:04
>lee dorrianさん
物凄い影響力ですよね。
かなり偉大です！
投稿者 森本 : 2007年06月25日 08:11