世の中の右と左そしてうしろ 暗がりで笑う人をみたときや 銀行のATMで現金を取り忘れたときに なんとなく読むブログ
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不可解な闇の存在であるスワンズ。このアルバムは彼らの二枚組み初期音源集なのだが、とんでもなく重いインダストリアルナンバーが詰まっていて、CD二枚通して聴くと確実に圧死する。
音質としては80年代とは思えないほどの重量であり、へヴィロックなんていう言葉はスワンズのためにあるようなものだ。位置づけとしては、昨今のラウド系のバンドと、かつてのノー・ウェーヴの間を埋める重要な存在であると思う。
ニューヨークの暗部にこのようなバンドが蠢いていたという事実は、決して軽視してはならないものである。彼らの音は明らかに新しかったし、当時の誰にも真似できない危険な香りを放っていたのだ。スワンズを無視するようなロック史は、天皇のいない日本史と同じなのである。
詳しく知りたい人は彼らのオフィシャルサイトへ。
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うおおっ!!「うるさいスワンズ」ですね。
もうドロッドロですよね、演奏が。
スローコアという言葉もスワンズのためにあるような感じがします。
兎にも角にも彼らは顔が怖すぎます(笑)
投稿者 よしだ : 2005年07月09日 00:16
そうなんです、顔が限りなく犯罪者フェイスなんですよ。オフィシャルに写真もあるんで、未見の方はぜひとも見てください。
音もとにかくドロドロですよね、何がどう鳴ってるのかわからないし、聴き続けてると後半は何を聴いてるのかも忘れてしまいます。
まさに究極。
投稿者 森本 : 2005年07月09日 01:42