The Rich Kids 「Ghosts of Princes in Towers」

Ghosts of Princes in Towers.jpg

 元なんとかのベース、とか、そういう言い方はこのバンドに対して失礼に値するので、メンバーの情報についてはあえて語らないでおく。
 イギリスの、とても美しい曇り空系のパンク。後のギターポップにも影響を与えた名作だが、意外に中身の音を聴いたという人は稀。なぜかは知らないが過小評価されている。
 改めて音を聴いてみると、パワーポップである。この時代、ここまで完成度の高いポップパンクを演奏していた事実だけでも、このバンドの才能の豊かさが分かる。グレンのソングライティングのセンスは極めて良質だ。キャッチーでタイト。もはやこのジャンルにおいて敵は無いでしょう。
 「Young Girls」
 この一曲だけでいいから聴いてほしい。特に青春パンクとか好きな人、これが本物の青春パンクです。イギリスの当時を知るならグレンの元バンドの方を聴けばOKだが、リアルに薄暗い若者の心情を理解したければ、本盤に勝るものはないだろう。

投稿者:asidru 2005年06月13日 13:52

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.asiandrug.jp/mt-tb.cgi/372

コメント: The Rich Kids 「Ghosts of Princes in Towers」

ジョニー・ロットンが"never mind the rich kids, here is sex pistols"というプリントが入ったTシャツを着ていたという逸話を聞きどうしても聴きたくなりレコードを探しまわりました。当時(88年)はアルバムの入手が困難で、致しかたなく(?)デビューシングルを新宿VINYL JAPANで¥4800-で購入しました。
私の中では"rick kids"が彼らのベストソング。というよりパンクの中でのベストソングです。ハードコア一辺倒だった私をUKへと引きずり込んだ名曲です。

投稿者 tommy-T : 2005年06月14日 12:47

UKというとまずこのアルバムが頭に浮かびます。
グレンはピストルズをクビになったのではなく、
見限ったという見解が正しいようです。
でなければここまで優れた音楽はできないでしょうね。
歴史的名作です。

投稿者 森本 : 2005年06月14日 15:11

グレンってベースうまいですよね。ロックのツボをおさえてるというか・・・うねるベースの上に湿ったギターと乾いたギターが乗っている感じが好きです。
バンドショットをあまり見たことが無かったのですがミッジ・ユーロのオフィシャルウェブサイトに少し写真が載ってました。
rich kidsの音楽性の深さにも脱帽ですが森本さんのそれにも感銘を受けているところです。

投稿者 tommy-T : 2005年06月14日 15:32

グレンのベース、すごく好きなんです。
実はかなり影響受けました。
これとREZILLOS、そしてサムライが僕の中で三大ベース盤だったりします。
僕の音楽性はバラバラなので、一貫性が無いだけですよ(笑)
子供の頃から何にでも興味を示すタイプだったので。
ひとつのことに集中できないのが欠点です。

投稿者 森本 : 2005年06月14日 15:43

私もグレンのベースに多大なる影響を受けたクチです。
音楽性も雑食なところがありますのでまた意外なバンドのところでコメントをさせて頂こうと思います。
ホントはPOISONにもコメントしたかった!!!

投稿者 tommy-T : 2005年06月14日 17:35

ありがとうございます!
今後とも意外なところでの(笑)コメントよろしくです!

投稿者 森本 : 2005年06月14日 18:27

Search