瘡蓋 (カサブタ)

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 愚鈍と並ぶ広島産のハードコア。切れ味鋭いこの2枚組ソノシートは、広島ハードコアを語る上でも極めて重要な作品。いままでCDで発売されないのが不思議なくらいである。
 90年代初頭のリリースだったと思うが、このオリジナリティのある楽曲はもっと古い時代の感覚がしてならない。80年代のジャパコアが好きなら絶対ハマるでしょうね。
 地方ハードコアの魅力は『ルーツが見えない』という点であり、このカサブタも、いったいどんな音楽背景があってこの音まで辿り着いたのか興味深い限りである。
 愚鈍もそうなのだが、得体の知れない場所から突如発生してきたハードコアというのは、ある種独特の凄みみたいなものを持っていて、それこそが、ハードコア本来の魅力に思えてならないのである。

投稿者:asidru 2005年05月09日 21:38

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コメント: 瘡蓋 (カサブタ)

瘡蓋 (カサブタ)
愚鈍等と一緒に入ってるカセットで3曲ですが
知ってます

広島も結構好きなバンドが多いです

愚鈍はやはり藤井氏がいたときの初期がいいですね
特に「腐臭」

投稿者 よし : 2005年05月12日 09:05

カセット「腐臭」も早くちゃんとした形でCD化してほしいです。
現在の愚鈍ベストだけじゃ、初期の異様な感じは伝わりにくいと思うので。初期愚鈍は本当に素晴らしい。
「腐臭」、捨てたか売ったかしたらしく、実家にはもう無いみたいで、初期愚鈍ファンとしては失格かもしれませんが、誰か再発してくれるというレーベルは、ライブ音源とかも大幅に追加して三枚組ぐらいで出してください。ボックスでもいいです。是非お願いします! と、小さな訴え。

投稿者 森本 : 2005年05月12日 19:09

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