世の中の右と左そしてうしろ 暗がりで笑う人をみたときや 銀行のATMで現金を取り忘れたときに なんとなく読むブログ
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二、三年ほど前に突如としてこういったユーロ・トラッシュ系映画が大量にDVD化され、今まで一部の人間しか観たことのなかったジャン・ローランの作品などが気軽に入手できるようになったことがまずめでたい。
本作は実際ただのソフトコアポルノとしか思えないような作りだが、ジャン・ローランのちょっとしたこだわりみたいなものが見え隠れしていて興味深い。
内容は、海賊みたいなおっさん連中に2人の少女が海岸でレイプ後に殺害され、その後その少女たちの亡霊が復讐を始めるというもので、これといって盛り上がるパートも無く、だらだらと退屈なことには違いない。映像に拘っていなければ本当の意味でゴミみたいなものであるが、ジャン・ローランの見せ方はかなり巧い。観ようによってはオシャレなミニシアター系ムービーのコーナーに置いてあっても大丈夫そうだ。ただ、こんなの観てるヒマがあったら野球でもしてた方が健康的かもしれないけどね。
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