カテゴリー:ジャズ

ERIC DOLPHY AT THE FIVE SPOT 2

ERIC DOLPHY AT THE FIVE SPOT.gif

 ドルフィはソロでも素晴らしいのですが、集団演奏となるとこのレコードが一番好きです。しかもこの二集目のテンションが尋常じゃないので、ドルフィの音源に触れたことの無い人にもオススメです。
 60年代のサックス奏者の中で、ドルフィほど評価されていないアーティストもいないだろう。ここまで純粋に、神々しいまでの演奏に対する姿勢は誰にも否定できない。
 立ち上がりの、摩擦音のような一撃から、ドルフィの幻想は蔓延し、墓石の眩しさに思わず顔を背けてしまう。ドルフィは全作、全曲いい。だからとにかく聴き、体験することが重要になってくると思う。

投稿者 asidru : 22:28 | コメント (7) | トラックバック

リターン・トゥ・フォーエバー 「浪漫の騎士」

浪漫の騎士.jpg

 テクニカルに構築されていく世界というのは、ここまで壮大かつ精密なものなのである。だからチック・コリアの病弱そうな外観など、この一枚で完全にぶっ飛ぶし、ディメオラのギターなんて上手すぎて困るぐらいの見事さ。タイトル通り浪漫の騎士な音である。
 島田荘司の「異邦の騎士」でこの作品がかなり大きく取り上げられているので、島田ファンも注目の一枚。というかミステリファンなら誰もが持っている一枚でしょう。ジャズ・フュージョンのコーナーに置かれているけれど、シンフォニックなプログレとか好きな人の方がハマりそうな音です。

投稿者 asidru : 22:33 | コメント (0) | トラックバック
Search