Harpers Bizarre 「Secret Life Of Harpers Bizarre」

Harpers Bizarre.jpg

 バーバンク・サウンド。バーバンクというのはちなみに地名です。
 いま再びこの名盤を聴くと、スタジオ作業における魔法の仕組み方というものの基本が全てここに凝縮されていることに驚く。まさにキャッチー&ドリーミー。夢の世界の入り口である。
 しかしながら、冷静にその夢の世界を凝視してみると、実は極端に捻じ曲げられた狂気の道化であったことに気づかされる。
 ポップ性の裏側に潜む狂気の重さというものが、このアルバムの意味を強く持ち上げて支え続けているのではないだろうか。
 心地よい夢が、悪夢へと切り替わる瞬間のカタルシスが、ハーパース・ビザールのサウンドが我々に仕掛けた魔法なのであって、その魔法はこうして現在も作用しているのだからやはり偉大なグループであったと思う。

投稿者:asidru 2005年08月04日 21:12

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.asiandrug.jp/mt-tb.cgi/429

コメント: Harpers Bizarre 「Secret Life Of Harpers Bizarre」

うーん、Harpers Bizarreは確か、ベストを一枚持っていますけど、実家においたままでした。。。
また持って帰って聴いてみますね!

投稿者 zuma : 2005年08月04日 22:50

こんばんは!
ハーパース、夏は涼しげでいいですよ。聴きすぎるととろけた感じになるので、あまり繰り返して聴けませんが…。

投稿者 森本 : 2005年08月04日 22:56

うーん、どんな音だったか思い出せない・・・。探し出して聴き直さないと。
このアルバムは見た目が良いですよね。ジャケ買い・・・じゃなかった、ジャケ借りしたのを憶えています。

投稿者 よしだ : 2005年08月06日 11:39

ソフトロック好きならど真ん中に入る内容です。
オススメします。

投稿者 森本 : 2005年08月06日 17:04

Search