世の中の右と左そしてうしろ 暗がりで笑う人をみたときや 銀行のATMで現金を取り忘れたときに なんとなく読むブログ
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ずらっと並んだ屈強な男達が、手にした金属バットで次々と殴りかかってくる。
逃げても逃げても、やつらは追ってくる。
リップクリームの演奏は緊迫した暴力性で武装していた。日本のハードコアではもはや見本とされる彼らであるが、今ひとたびこのアルバムを聴いてほしい。
まず、曲間のコント(真剣なドラマなのかもしれないが)が異様だし、サウンドも更に磨きがかかったハードコアで、異常な緊張感を他のアルバムよりもより深く感じ取ることができるだろう。なぜ、こんなアルバムになったのか?
リップクリームには、意外と理解不能の側面があるように思う。
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Dr森本さんは、金属バットで人を無性に殴りたくなることはありますか?また、それは全くの赤の他人ですか?それとも知り合いですか?
投稿者 池田東陽 : 2005年03月31日 10:20
殴りたくなるとしたら、自分自身です。
ハードコアは内面に向かいます。
徹底した自己解体(第三者的に見て自虐的行為に見えても)を「演奏」という、一つの身体及び精神の運動として提示してみせることを追及したものが、いわゆる日本におけるハードコアだったのではないかと思います。
このリップのアルバムは、矛先が自己や他者ではなく、演奏そのものに向けられていたことが大きなポイントであり、他のバンドや以前の作品と空気感が違うのはそれが原因だと考えます。
だから今後、私は道に金属バットが落ちていたら、無視して通過することを選択しますし、推奨します。
無意味なことほど暴力的なものも無いですからね(笑)。
投稿者 森本 : 2005年03月31日 13:58
何か、怯えとか危惧とかそういったものから派生した怒りを感じます。ジャケからしてそんな感じ。
一曲目の"罪"はハチ切れそうな緊迫感。
ジャジャのボーカルはなんか聴き取りにくい。特にセカンド。
森本さん、USはどんなの聴きますか?
投稿者 れ : 2005年03月31日 21:39
USモノはけっこう好きです。
普通にバッドブレインズとかネガティブFXとか。
マイナースレットにハマッてた時期もあります。
メジャーどころばかりですけれどね。
もともとニューヨーク・ドールズが好きだったんで、その流れでNYHCまで行ってしまったというのが私のルーツです。
ネガティブ・アプローチは最高に好きです。
投稿者 森本 : 2005年04月01日 15:09
ネガティブアプローチは俺も大好き!!!!
以前バイタミンXってバンドが来日したときにタイドダウンカバーしててめっちゃ興奮しました!
僕はバッドブレインズでハードコアに嵌りましたね。
投稿者 れ : 2005年04月02日 16:48
バッドブレインズはマジにゴッドです。
特に1枚目。
セイリンオン、名曲!
ネガティヴアプローチは本気でカッコイイですよね。
ライヴのテンションは半端じゃない。
投稿者 森本 : 2005年04月04日 15:03