世の中の右と左そしてうしろ 暗がりで笑う人をみたときや 銀行のATMで現金を取り忘れたときに なんとなく読むブログ
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金属ノイズがシャーシャー鳴ってる中、見えてくる風景は川端康成の「雪国」にも似たもの。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。」
そんな感覚に手足と脳が麻痺。悪夢と悪夢でコンニチハです。
TNBを動とするなら、オルガナムは静である、と昔から言われてきたことだけれども、改めて聴きなおすと両者ともに感慨深く、意識せず涙が出て来るような傑作であったことに気付く。
オルガナムの編集盤(真っ黒いジャケのやつ)を大音量で聴きながら、その叙情性がいかに優れた性質であったかを思い知って欲しい。そして、現代音楽とか好きな人にもぜひ聴いてみてもらいたい。オルガナムほどセンチメンタルな刺激を与えてくれる音楽もないだろうから。
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