世の中の右と左そしてうしろ 暗がりで笑う人をみたときや 銀行のATMで現金を取り忘れたときに なんとなく読むブログ
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ジャケットに大きく「HARD ROCK」などと書かれているが、実態はガレージ系のファズ・サイケ。多分本人たちもハードロックの意味とか演奏法とかよくわからなかったんだと思います。ムチャな感じのファズギターがジャージャー鳴って、下手めの演奏が炸裂します。
ただ、オリジナル盤が異様に高いために知名度はそこそこあるバンドです。誤ってハードロックコーナーで激安販売されていたら即買いましょう。
一応CD化され、私もこうして聴いているわけですが、一体何人の人間が真剣にこのバンドをフェイバリットとして挙げるか、と考えると寂しい気持ちでいっぱいです。
下手にプレミアがついてしまっているレコードほど、CD再発されたときにあまり評価されていない気がしますが、どうなんでしょう…。
本作は71年作なのですが、音だけ聴くと60年代から抜け出せていないのが丸分かりで、更に奇怪なゴスペル風のコーラスがガンガンに絡むために正体不明の怪しさを醸し出しています。それでも、けっこう聴き続けていると耳に馴染んできてしまうのが恐ろしいです。
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奇怪なゴスペル風のコーラス..なんか怖いですけど、耳になじんでくるのが分かるような気がします。
Einsturzende Neubautenとかも最初聴いた時は呪文みたいな怪しげなボーカルが怖かったのですけど、私も耳馴染んでしまいました(笑)
投稿者 zuma : 2005年10月12日 08:03
ノイバウテンはセカンドが凶悪でしたが、後にポップになりましたよね。
古いレコードは謎めいた感覚に溢れていて面白いです。
投稿者 森本 : 2005年10月12日 19:21