世の中の右と左そしてうしろ 暗がりで笑う人をみたときや 銀行のATMで現金を取り忘れたときに なんとなく読むブログ
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ひとひらの偽善に振り回された男が斜面を登る。
皆が下りてくる斜面を、男はいつまでも登り続ける。
空間に圧搾されるべきか、状況に窒息するべきか。
誰に問うわけでもなく、男は解決策を提案し、壁の中の議長へ爆弾を手渡す。
はじめから壊れていた家畜小屋に似たシステム。
それらがひそひそと相談し、実行する。
死んだ鳥の目がうっとりとする。
冷たいマンホールの蓋が下水で温まるまでの間、狂ったように静かなこの部屋で、選挙権を売り飛ばすことだけを考え続けた。
一日が始まる前に終わっても、そういうこととして片付けるだけの判断力が、人民には不足している。
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